痒み2007/02/24 23:09

2/18の夜39度近いの熱が出た。 翌日、即病院へ行き、インフルエンザの検査を申し出る。 看護師から病状を聞かれ、インフルエンザの可能性もあるのでとマスクを渡され、隅の方へ移動させられる。

そういえば、入り口にSARSの看板も立てかけてあった。 「あぁ、そんな季節かぁ・・・」なんて余裕ぶっている状態ではないのであるが、もう既にその程度の思考しかなかった。 30分くらいしてやっと順番が回ってきた。

医師は、陽気な人だった。 「それで今日はどうしたの?」 別に馬鹿にした言い方ではなく、フレンドリーな聞き方だ。 「えぇーと、熱が高いんです」 「いつからですか?」 「昨日の夜居からです。」 って、受付で紙に書いた内容の受け答えじゃん。それって意味ないじゃん。っていうか、どういうこと? こちとら倒れそうで、意識も朦朧って時に・・・。

医師は、おもむろに「インフルエンザのワクチンって接種しましたか?」とまともな質問を聞いてきたので、「昨年末に家内と子供で接種しました。」と答えると、「あぁ、効かなかったのかもねぇ・・・お金返せって感じだよね~じゃ、検査しましょう」と。

そこは笑うとこだったのか?なんてまじめに考えていた瞬間、医師は、針のような棒を鼻の中に押し込んできた。

「はい、ちょっと痛いよ、我慢してね~」 はい、来ました、このセリフ。何度聞いたことか・・・。 このセリフの本当の意味は「はい、はい。これは、かなり痛いですよ。動くと面倒だし、もっと痛くなるから動かないようにね・・・」である。本当にその通りだった。あんた人の鼻で何するんですか?なんてもんじゃなく、かなり痛かった。そういえば、誰かが後頭部を動かないように固定してたっけ。

検査結果が出たのは12時になろうとした時だった。陰性だった。先生からは 「よかったね~、ワクチン効いたみたいだね。」 「(まだ効いたかどうかわからない・・・)、はい。」 とお礼を述べて診察室を後にした。

その2日後のことである。 体が痒い。痒い。かなり痒いというか凄く痒い。というかやばいくらい痒い。もう寝れないくらいの痒みである。体中掻きむしっても痒みが取れない。

「うぎゃー」夜中に奇声をあげて、体中を更に掻きむしるが、誰も目を覚まさない。当然だ。朝4時である。 痒い、眠い、痒い、眠い、もう拷問である。

更に2日後、皮膚科に訪れる。この頃になると、かなり痒みは引いているのだが、まぁ原因を追究したいしということでやってきたのだ。

やっと順番が回ってきた。診察室に入り状況を説明すること1分後、医師は体を診ないで言った。 「蕁麻疹です」 僕の後ろに線がざぁっと入った。(心象風景ですが。)